参院憲法審査会の開会にあわせた「国民投票法改正案」をテーマとした総がかり行動の集会が9日昼、参院会館前で開催されました。野党各党が出席し、立憲民主党からは柚木道義衆院議員があいさつしました。

 柚木議員は、大詰めを迎える参院憲法審査会の審議状況を紹介したうえで、極めて重要な積み残し課題について施行後3年をめどに検討を加え、必要な措置を講ずるとした衆院段階での修正について、あらためて理解を求めました。

 さらに柚木議員は、衆院で審議が尽くされないまま可決され、現在参院で審議されている「重要土地調査規制法案」について言及し、同法案成立前からすでに基地や原発の市民運動に対する弾圧・監視活動が強まっている実態をあげ、「市民運動への弾圧・監視を合法化するための法案ではないか」と厳しく批判しました。そして、「野党と市民が協力して、この法案を廃案に追い込もう」と集会参加者に呼びかけ、挨拶を締めくくりました。