岡田克也幹事長記者会見

2023年1月24日(火)17時41分~17時53分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/jkWqMERETAY


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○第66回常任幹事会を開催

【幹事長】
 長い会議が続きまして、お待たせいたしました。
 私からは、まず、常任幹事会の報告。
 きょうはあまり大きな案件はなかったのですが、一つは、調査研究広報滞在費の取扱いということで、私の名前で各議員に対して、月100万円の調査研究広報滞在費については政治資金や個人の収入とは区分して支出の記録を保存してください、領収書もあわせて保存してくださいということをお願いしたところであります。ある意味では当然のことをお願いしたというふうに思っております。
 それから、ちょっとこれは恥ずかしい話で、党員・協力党員の登録ということで、先般、常任幹事会で、まだ十分集めていない人に対して再度お願いしたのですが、国会議員は約6割、そして候補者は7割集まりました。逆に言うとそれ以外は若干まだ集まっていないということで、今回は私が幹事長に就任する前の5月締切りの話でありますので、今回のことは今回のこととしながら、今年度からはきちっと一定のノルマを課して集めてもらうと。集めない人には一定のペナルティーを科すと。そういう方針で、詳細はまた常任幹事会にやり方を諮りたいというふうに考えております。
 あとは、これは事務的な話ですが、党員・協力党員の登録の方法について、今まで年1回だったのですね。5月31日締切りと。私もこれをやっていまして、去年も、参議院選挙でもう目いっぱい活動している中で党員・協力党員を集めろと言われて、非常に困った記憶があります。参議院選挙も近かったわけです。ことしなどですと地方統一選挙があった直後なので、これまた集めにくいということですので、年2回、5月と11月締めで2回に分けて集めるということにいたしました。そのために党の組織規則を若干変えなければいけないということで、お諮りをしたところであります。
 あとは、「10増10減」に伴う新選挙区への移行及び総支部長の選任ということで、随時やっておりますが、神奈川7区の中谷一馬さん。前回ハラスメントの件が一定の結論に達しましたので、それを受けて今回正式に総支部長選任ということになりました。
 以上であります。

○旧統一教会問題 細田衆院議長の非公開質疑について

【幹事長】
 それ以外のことでは、あまり私から申し上げることはありませんが、あしたは代表の代表質問もございます。きょう特に申し上げることはありませんが、細田議長の件は、先ほど笠さんから電話で様子を聞きましたが、明確な答えは返ってきていないということであります。そういう意味で説明責任が果たされたというふうには考えておりませんが、各党国対委員長間で今後どうするかということは協議をしていただくことになるだろうというふうに思っております。


■質疑

○調査研究広報滞在費の取扱いについて

【読売新聞・中山記者】
 冒頭ご発言にあった旧文通費の関係だが、このタイミングでこういった通知というか、要請文、こういったものを出された狙いを伺いたい。特に維新の会との共闘も深化する中で、このテーマは維新もかなり主張しているものであるが、この辺り、どういう狙いがあるのかお聞きしたい。

【幹事長】
 元々維新と共に法案はもう既に出しているのですね、前国会。ただ、年が変わりましたので、ことしの分からは改めて、もうこういうふうにしている人が多いと思いますが、私自身も含めて。念のため皆さんに、きちんと分けて整理してくださいと、領収書も残してくださいということを申し上げた。念のために申し上げたということです。

【読売新聞・中山記者】
 この文書を出す前の運用としては、どういったルールがあったのか。従前との比較は。

【幹事長】
 それぞれの議員の判断に任せられていました。今回も基本的にはそうなのですが、念のために考え方を整理してお伝えしたということです。

【読売新聞・中山記者】
 こういったあるべき運用というのは、現状どれくらいの議員の方がこういう運用をされているかという点は、特に把握などをされるご予定はあるか。

【幹事長】
 基本的には皆さんそうしておられるはずだと思います。少なくとも区分して経理しておられるというのは、これは所得ではもちろんありませんし、政治資金でもありませんので、当然分けて、区分して整理する。支出について管理しておられるはずだと思います。領収書を残す義務は特に何も書いてありませんので、そこまで義務づけられてはいませんが、念のためにそういったことはやってくださいということを改めてお願いしたということです。

【読売新聞・中山記者】
 今回の常幹臨時開催というのは、このためなのか。

【幹事長】
 これは、話せば長くなりますが、代表が日本にいない可能性があったので、つまり前回の常幹は代表不在の可能性があったので臨時を立てたということです。

○旧統一教会問題 細田議長の説明責任について(1)

【共同通信・恩田記者】
 冒頭もあった細田議長の関連だが、細田議長は今回、野党議員との会談の中で、過去について議長としての立場で会見するのはふさわしくないというお考えを示し、それで記者会見をしなかったというお考えだが、これについて幹事長は今後やはり記者会見など公の場で説明すべきだと考えるかどうか。それについてお願いしたい。

【幹事長】
 議長の言っておられることは、よくわかりません。当然、議長という重要な立場にあるわけですから、記者会見して説明されるのは私は本来だというふうに思います。

○登院拒否を続ける議員に関する対応について

【共同通信・恩田記者】
 もう一点。きょうの動きで恐縮だが、自民党と立憲は、参議院のNHK党のガーシー議員について、懲罰が必要だという認識で一致した。これについて、今後党としての方針、どのような懲罰が必要か、これは幹事長としてどうお考えか。

【幹事長】
 まず国対の中でよく議論してもらいたいというふうに思います。

○「10増10減」新選挙区移行及び総支部長選任について

【朝日新聞・高木記者】
 2点伺いたい。先ほど冒頭で言及があった中谷一馬さんについて、次期衆院選の公認内定は今回は中谷さんのみ決定したということでよろしいか。

【幹事長】
 神奈川はだいぶ(区割りに)異動がありましたので、少し前に全員、中谷さん以外はたしか全員選定をしたということです。中谷さんについては、ハラスメントの件がまだ決着がついていませんでしたので、サスペンドしておいたということです。

○衆院千葉5区補選について

【朝日新聞・高木記者】
 衆院補選の千葉5区について、泉代表が先週の会見で、野党間での一本化もあり得るというふうに言及されたが、現時点でそのような運用であるとか、党として考えがまとまっているのであれば、教えていただきたい。

【幹事長】
 特にありません。

○旧統一教会問題 細田議長の説明責任について(2)

【時事通信・堀内記者】
 細田議長の説明の観点で伺いたい。国対間で議論してほしいということだが、説明責任を果たされていないというふうにもおっしゃったが、この問題はこれで一区切りとなるのか。その点、幹事長のお考えをお願いしたい。

【幹事長】
 それは、ですから、国対委員長が各党国対委員長と協議する問題だと思います。
 ただ、我が党としては、私が先ほど申し上げたことと我が党の国対委員長の考え方に違いはないと思います。

○国会開会 首相施政方針演説について

【朝日新聞・高木記者】
 昨日、岸田首相が施政方針演説をされたが、その中で決断という言葉を何回も連呼されていた。実際、防衛力強化や防衛増税、原発再稼働、コロナ5類引下げなど、重要な決断をしれっと、議論もせずに決断されているように感じる。このことについて、危うさを感じるかなど、幹事長として何かお考え等はあるか。

【幹事長】
 危うさといいますか、国会が終わってから閣議決定したというのが防衛3文書であり、そして原発の扱いです。本来であればきちんと議論すべきところを、国会が終わってからわざわざ、それまではほとんど言を左右にしてまともに答えずに、国会が終わってから閣議決定しているというやり方は、何か自分が決断をしていてどんどん前に進めているんだと強調したかったのかもしれませんが、国会も国民も置き去りになっているという状況だと思います。
 これから、あしたから代表質問も始まりますので、国会の場できちんと説明させるということが野党としての責任だというふうに思っています。