立憲民主党は11月2日、泉「次の内閣」第7回閣議を国会内で開催しました。

 泉健太代表は冒頭、10月29日にソウル市の梨泰院で発生した雑踏事故で日本人2人を含む多数の死傷者が出たことに対し、大被害に遭われた方々に対して哀悼の意を表明するとともに、同2日午前に韓国大使館を訪れ尹大使と会談したことを報告しました。また、「日本でも今後、同様の事故が起きないように、万全の対策を講じなければならない」と述べました。

 北朝鮮と韓国をめぐるミサイル問題については、「今まさに緊張が高まりつつある状況にあり、だからこそ地域の安定を目指し、推移を見守っていくことが重要である」と述べました。

 現在、与野党協議が進んでいる「悪質献金被害救済法案」については、「被害者の救済が第一であるという結果でなければならない。今後も、その声を高めていけるように力を合わせてがんばろう」と強調しました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り

(1)【報告事項】令和4年度第2次補正予算に対する組替動議の検討を進めるため、わが党の経済対策以外に新たに追加すべき項目や政府案から削減すべき項目があれば、11月11日正午までに部門ごとにまとめて提出するよう、要請がなされた。

(2)【審査事項】「新型コロナウイルス感染症・インフルエンザの同時流行への対策強化を求める申し入れ」について、その内容が了承された。(厚生労働省への要請は11月4日予定)

(3)【審査事項】内閣提出法案「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律案」について、修正を行うこと、原案については対応を一任することが了承された。

(4)【審査事項】内閣提出法案「民法等の一部を改正する法律案」について、対応を一任することが確認された。

(5)【審査事項】超党派議員立法「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法の一部を改正する法律案」について、賛成することが了承された。

(6)【報告事項】立憲民主党議員立法「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部を改正する法律案(通称:重度訪問介護就労等支援法案)」について、賛成することが了承された。