全国の若者による政策コンテスト「未来国会2021」(主催・NPO法人ドットジェイピー)の決勝大会が9月26日夜にオンライン上で開催され、立憲民主党を代表して塩村あやか参院議員がパネリストとして参加しました。昨年に続いて、コロナウイルス感染症の影響を考慮し、オンラインを利用しての大会が開催されました。

 10年以上の開催実績がある「未来国会2021」決勝大会では、地区大会とウェブ予選に参加した全国530チーム1657名を勝ち抜いてきた4チームが10分間のプレゼンテーションをおこない、それぞれが考案した政策を発表しました。

 それぞれのチームのプレゼンテーションの後、出場チームとパネリストによるディスカッションがおこなわれ、参加チームとゲストを交えて活発に議論しました。

 パネルディスカッションの後、昨年に引き続き今年も視聴者がオンライン上で票し、優勝チームが選ばれました。優勝チームは大阪大会を勝ち上がってきた「Next Sky」で、『空に道を作る』というキャッチコピーを掲げ、(1)空の交通で地方を活性化(2)空の道を作る(3)人材育成・恐怖症克服――の3つを重点政策としてプレゼンテーションしました。ヘリコプター・飛行船・ドローンのホバリング(空中停止飛行)ができる3つの乗り物を活かして、空の移動革命を起こし、空社会を誕生させ、物流・人流・趣味・観光・娯楽で人々の快適な暮らしを実現させるなどの内容が支持を得ました。

 その他、惜しくも決勝大会で優勝を逃した3チームはそれぞれ次の政策を発表しました。

1.兵庫大会優勝「防災改め隊」 キャッチコピーは『あなたと防災あらためたい』、重点政策は(1)防災相の創設(2)幼いころからの防災教育の徹底(3)防災装備イノベーション2050

2.福岡大会優勝「柚子七味」 キャッチコピーは『~プラ・輪廻転生~ 不要不急の廃棄自粛のお願い』重点政策は(1)ミナノマスク政策(2)衣服くるりんチェンジ政策(3)旅するお皿政策

3.北九州大会優勝「SAIDAICHI」 キャッチコピー『あなたの学校、最高ですか?~どんな子供や親にも優しい社会へ~』、重点政策は(1)フリースクールが義務教育と同じように無償であり、同じように教育も遊びも学べる場所にする(2)私立大学の学費を半分にする(3)学校を軸として包括的支援の全国的な実現

 最後の講評で塩村あやか参院議員は「皆さまお疲れ様でした。例えば「防災改め隊」と「Next sky」は大枠で押していくという点でいいやり方だったと思っています。「柚子七味」と「SAIDAICHI」はテーマ的に詰めて行った方が良かったのではないか。「柚子七味」が取り上げたリリパックの話は絶対に進めていくべきで、本日もらったアイデアはしっかりと党に持ち帰って伝えたい。小泉環境大臣も言っているが、今までそうではなかったが、環境大臣はこれからは主要閣僚になる時代なので良いテーマを選んでいただき、良い提起をしてもらった。「SAIDAICHI」が発表した誰にでも教育はやさしいもので、教育の格差も負担もない社会との主張は、われわれも目指している。もう少し内容を詰めれば結果は違っていたのではないか。教育の問題は日本で一番の課題。私も勉強させていただきました」とコメントしました。

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大会冒頭で発言する塩村あやか参院議員