国会対策委員長代行で副代表の原口一博衆院議員は20日、参院広島選挙区再選挙戦の無所属の新人・宮口はるこさんの応援のため広島県入り。福山市内で開かれた個人演説会に参加しました。個人演説会には、連合広島東部ブロックの大野真人座長、国民民主党代表代行の大塚耕平参院議員、稲葉潔広島県議会議員も参加し、宮口候補への支援を呼びかけました。

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 応援弁士としてマイクを握った原口国対委員長代行は、コロナ禍で女性が雇用の調整弁になっている今の状況に「生きられない」と、宮口候補と同じく政治家に挑戦する女性がいることを話し、国民に要請ばかりを強いて、やるべきことをやらない政府のコロナ対策をあらためて批判。コロナ禍でのさまざまな支援をはじめ、弱い立場にある人たちに寄り添う、宮口候補の力が必要だと述べました。

 また、ジョン・F・ケネディ氏(第35代米大統領)が障がいを持つ人たちを「生まれながらに神様から挑戦する課題をもらった人たち」「生まれた後にさまざまな課題に挑戦する人たち」という意味で、「チャレンジド」と呼んでいたことを紹介。「宮口はるこさんに当選していただき、福山から明るく温かい社会をつくろう。今の暗く冷たく、自己責任の社会、働く人たちの身を切る政治から、命と暮らしを守る、私たちの正義を守る政治に変えていこう」と呼びかけました。

 大塚耕平参院議員は、今回の再選挙の経緯にあらためて触れ、「宮口さんが勝つことは広島県が勝つことだ」「宮口さんが出てくれなかったら選択肢がない。勇気をもって選挙に臨んでくれている」と宮口さんの決断を称えました。「勝たせなければいけない。新しい政治を宮口さんと一緒につくるために、あと一歩のご支援をお願い申し上げたい」と訴えました。

 連合広島東部ブロックの大野真人座長は、与野党一騎打ちの状況であること、期日前投票が前回を下回っていることなど、今回の再選挙の情勢について言及。「確実な1票を積み上げほしい。周りには選挙に行かない人がいる。そうした人たちの票の掘り起こしを」などと求め、「宮口さんの地元・福山から政治を変えていこう」と呼びかけました。

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 宮口候補は、「私にとっては初めての選挙。そしてコロナ禍での選挙。この短い選挙戦のなかでどうすれば私という人柄、私という人物が皆さんに伝わるんだろうか。マスクの中はずっと笑顔で笑っているけれど、なかなか気が付いてもらえない。握手もしたいけれど握手もできない。ツイッターやフェイスブックを活用しながら皆さんに思いが、気持ちが届けばいいなと、12日間広島県内を走り回ってきた」と切り出すと、今回の再選挙の最大の争点は「政治とカネ」だとあらためて強調。大規模選挙買収事件が起きたのは、今の政治が一部の人にしか向いていないからだと話し、「だから投票に行って金権政治はNOだということをしっかり意思表示していただく必要がある。買収事件については、今回の選挙の結果で結論を出していかなければならない。広島県民として一緒に1票を投じましょう」と呼びかけました。

 その上で、「小さな声を政治に届けたい。私自身がその声を学校で、職場で、行政とのあいだで、声を聞いてもらいたい本人だったからこそ、今度はその声を聞いて、届けていける代弁者になりたい。その思いでここに立っている。思いを、声を私たちの1票に託さなければ今の政治を変えることはできない。どうか宮口はるこに、その声を、思いを託していただきたい」と表明。

 タクシーでの移動中に、運転手さんに「今回の金権政治、どうしても許せん。どうしても納得がいかん。じゃけん投票にいかん」と言われたと話し、「投票に行かないと何も変わらないということを知っていただきたい、そしてその大事な1票をどうか託してほしい。最後まで一生懸命戦っていく」と力を込めました。

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 広島県第7区の佐藤広典総支部長は、「このまま金権政治を見逃していくのか。一掃して新しい政治に転換するのかが問われている。結集して宮口候補を当選に押し上げていこう」と呼びかけました。

 最後は、参加者一同「宮口はるこの赤は勇気の赤、福祉の赤、情熱の赤」と唱和し、会場を宮口候補のテーマカラーである赤色に染め上げました。

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